第2章 虹村億泰の恋愛事情
その音が止むと、ぐっ、とソレを私のソコへ押し付けられる。
億泰君は私の腰を強くつかむと、一気にソレを私の中へ押し込んだ。
「っあぁ...!!」
「うおっ...やべぇっ...!」
そのまま深く奥を何度も突かれ、終わるころには二人とも疲れきっていた。
部屋を出ると、なんと私たちの荷物が仗助くんのメモと一緒に置かれてた。
「先生には体調不良で早退したって言っといたってよォ」
メモの内容を読み荷物を手に時計を見ると、ちょうど6時間めの途中であり、私達はそそくさと学校をあとにした。
「仗助のヤツやるなァー」
学校を抜け出した後、私達は2人で並んで歩く。
「学校サボったのはじめてです」
「だろうなァー、おめぇ頭いいし真面目だしよォ」
「帰るにしても親に怒られちゃいますよ私」
「...じゃあ俺んち来ねぇ?」
「へ?でも親が...」
「俺んとこはそーゆー心配ねぇからヘーキだって!来ねぇのか?」
「じゃあ、お邪魔します!」
どちらからともなく手を繋いで、私達は億泰君の家に向かう。
シャワーを借りて居間に戻ると、億泰君はソファーで眠ってしまっていた。
「億泰君、シャワーありがとう」
寝ている億泰君に囁くと、ぱっと目を覚ました。
おうよ!と言って嬉しそうにわしゃわしゃと私の頭を撫で回す。
「俺達よォ、一応付き合ってるっつーんでいいんだよなァ?」
そのまま私の髪を手ぐしで整えながら小首をかしげた。
「私まだちゃんと言ってもらってないですけどね」
少し意地悪をしてみると、億泰君はハッ!とした顔をして、強く私を抱きしめると二カっと笑って言った。
「俺、おめぇのことスッゲェ好きだぜ!」