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ねこわん‼︎【HQ】

第10章 夏と、ラムネと、やっぱりわんこ。 R18



お祭りをしているところから少し離れた公園。
そこのベンチに私は座っていた。

「ちょっと待っててくださいね?」

そう言うとリエーフは背負っていたカバンからタオルと絆創膏、薬を取り出しベンチの横に置いた。用意周到…とはこのことだ。
そのままリエーフはわたしの足元に座り込み、下駄を脱がせ、容赦なくペットボトルの水を鼻緒が擦れて水膨れになった親指と人差し指の間にぶっかけた。
じりり、と痺れるような痛みが足に広がり思わず顔をしかめれば、リエーフはタオルで丁寧にわたしの足を拭き、薬を塗り、絆創膏を貼った。

「いつも言ってるじゃないですか、あまり無理しないでくださいって。」

そう呟くとリエーフは、おもむろにわたしの足の甲に優しく口付ける。

『やっ…汚い…』

「汚くないです。」

わたしが無理やり引こうとする足をリエーフはしっかり掴んで離さない。それどころかぐいと自分の方へ寄せて足の甲を舐め始めた。
誰もいない公園に響く足を舐める音と少しずつ乱れていく裾が恥ずかしくて制止を促すけれどリエーフは全く聞いてくれない。
どんどん舐める範囲は広がっていき、足の親指に舌が触れた時、背中がぞくりとなって小さな声が出た。
花火の合間、少しだけ静かになったタイミング。
リエーフはそれを聞き逃さなかった。
親指を口に含み、付け根に軽く歯を立てながらリエーフは笑う。

「気持ちいい?」

ざらり、と舌が指に当たると足の指先から甘い痺れが起こる。
声が出ないようにとっさに口を塞げば、割れた裾からリエーフの手が飛び込んで来た。

『やっ…』

裾をつかもうとしても遅かった。
リエーフの指は容易くわたしの下着の中心をなぞった。

「…美優さん、気合い入ってますね…」

『違っ!浴衣だからだもんっ!』

浴衣だと下着のラインが出てしまうからと莉奈ちゃんと買った下着…もといTバック。
それを身につけていたのをリエーフに見つかってしまったみたい…

「でも気づいてます?濡れてるの。」

否定するように首を振るけれど、リエーフの指が下着をなぞる。
濡れた秘部がくちゅり、と鳴り、恥ずかしさで目を伏せた。

「もっと気持ちよくしても…いいですか…?」

ふくらはぎに口付けながら上目遣いで呟くリエーフ。
外でとか
みんなが待ってるとか
たくさん考えたけれど、リエーフの深碧の瞳に囚われて何も分からなくなった。
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