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ねこわん‼︎【HQ】

第12章 灰羽リエーフの1日 2017



23:20



ずるい。
リエーフは、ずるい。

だって、キス一つで簡単に私のことを骨抜きにしちゃうんだから。
何度も絡められ吸われる舌。
甘えるように私からも舌を吸えば、リエーフは腰に回した手とは反対の手をパジャマのボタンに添え、ぷちぷちと外し始める。
ひやりとした指先がお腹にあたりふるりと身体が震えた。

「美優さん、脱がせていい?」

キスの合間に問われ、小さく頷くと背中に回った手がブラのホックを外す。
緩んだ下着の隙間から指が入り込み、やわりと胸が揉まれる。

『リエ…フ…』

「脱がせますね。」

するりと肩からパジャマと下着の肩紐が落ちる。
露わになった上半身。

ちゅっと頬に唇を寄せた後、背中に回る腕。
くんっと後ろに倒され、優しくベッドに寝かされた。

「足、いいですか?」

そう言われ足を上げれば、パジャマと一緒に下着も脱がされ、わたしは1人、生まれたままの姿になった。

そういえば今日は冷え込むって言ってたな。

寒さで身体が震える。

それに気づいたリエーフは自らも服を脱ぎ、私をぎゅっと抱きしめた。

「すぐにあっためてあげますね?美優さん。」

そう言ってリエーフは再び私にキスを落とした。

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