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レイジーシンドローム

第2章 季節の変わり目


「男は甘えん坊って言いましたよね?」
啓太がこんなシチュエーションに似つかわしく無い台詞を吐く。
「香苗さんが相手だからですよ。」
「あっ・・・。」
ぎゅうっと、啓太の腕の力が強くなる。
「だって優しいんですもん。」
思わず漏れた普段とは違う香苗の声に、啓太は気を良くして香苗の首筋を舐めた。
「んっ・・・!」
汗っぽい首筋をなめられるのは、少しばかり気恥ずかしい。
手で原田の胸を押し、最後の抵抗を示してみる。
しかし啓太は香苗の耳をついばみ、腰を撫で、行動はどんどん雄のそれになっていく。
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