第1章 プロローグ
古雪「あなたは…」
及「ヤッホー!こんなとこで奇遇だね〜」
及川徹…
青葉城西のセッター
日向いわく大王様…
そして前のIH予選で負けた相手…
及「ねえ、こんなラブホ街で何してるの?」
動揺を悟られないよう一呼吸着く
古雪「逆に及川さんは何をしてるんですか」
及「及川さん?俺は今、他校の女子とやってきたとこだよ、で?話を戻すけど、古雪ちゃんはなんで?」
なんで名前…
及「あ、今名前呼んで露骨に嫌そうな顔したでしょ!ひどいなー…カワイイ女子の名前は全員チェックしてるに決まってるじゃん!!」
こんな相手にうちは負けたのか…
古雪「そうですか…私は単に散歩です」
及「こんなラブホ街で?」
ムリがあるか…
古雪「家が近くなんです」
幸いコレは嘘ではない
及「ふうーん」
何か勘ぐる前に去ったほうがいいな…
古雪「じゃあ、行くんで!」
足早にその場を去ろうとしたが腕を掴まれた
及「ねえ、もう1つ質問、さっき古雪ちゃんに金を渡してた人って誰?」