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【R18】豹変彼氏

第1章 *どうしてこうなった。


そのままアパートに行って、2階の角部屋へ。

真っ暗な室内に電気をつけてもなお私の腕を離さずにぐんぐん引っ張るリヒトに、焦りを感じる。



…絶対リヒト、怒ってる…

腕が話された拍子に、リビングのソファに倒れこむ。


倒れこんだまま見上げるリヒトはでかくって、妙に怖い。



「…どうゆう、こと?」


「…っ…」


「……だって、。

俺が、初めての彼氏だって、言って…」



黙りこむことしかできない。
だって私がリヒトにその言葉を言ったのは、本当なのだから。



「…ごめん」


「うそ、でしょ?」


「……本当に、ごめん。

私…高校の時に1人だけ…付き合ってた人がいる」



リヒトと初めてキスした時。
初めてエッチした時。
リヒトは心から幸せそうな笑顔で、言った。


『の初めてをもらえて嬉しい』


その笑顔を見るたび、悲しかった。


リヒトは、今まで告白は何回かされたことがあるらしく。
私が付き合う前は3人の人と付き合ったけど、ちゃんと好きになれた人はいなかったらしい。


だから、初めてできた好きな人の初めてを貰えることがこんなに嬉しいことなんだ、って。

そう、言っていた。




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