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【R18】豹変彼氏

第1章 *どうしてこうなった。


「久しぶり、だな、」


「…先輩も」


「元気してた?」


「はい…」


「えっと…友達?」


「え、あ、まあ…そんな、感じです」



先輩は、笑う。少し寂しそうに。




「…もし俺が今でものこと好きって言ったらどうする?」


「え…?」


「…俺さ、すぐそこのアパートに引っ越したんだ」


…ちょ、ちょっと待ってよ。
すぐそこのアパート、って…この周辺にあるアパートって、1軒しか思いつかないんだけど…



「…おこがましいかもだけど。

これ、俺の連絡先。
…良かったら、連絡して」



レシートと4円と共に、サラサラと書かれた連絡先を渡される。

はい、としか言えなかった。



私の頭の中は、ただ…あることでいっぱいだったから。

…バレて、しまった。

その一言で、いっぱいになっていたんだ。





「……帰るよ」


「え、う、わっ…!?り、リヒト…!?」



ありがとうございました、の言葉は聞こえなかった。

リヒトに引っ張られるがまま外に出た私は、外に出てもなおぐんぐんと引っ張られ続けた。


どうしよう。どうしようどうしよう。

…なんて、説明すればいい?



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