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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


誰と?とか聞こうと思ったけど
女物の香水の匂いはしないし

『…うん、良いよ?
部屋行こう…お風呂の用意も
出来てるよ』

「…あ、あぁ…サンキュ
姫凪…実は今日遅くなったのは…」

『疲れてるでしょ?
大丈夫、帰って来てくれたのが
嬉しいから気にしないでよ
ほら、早く中に入ろう?』

「…おぅ、そうだな」

満たされ過ぎた昨日の夜からの余裕で
問い詰める事はしなかった

この時
もっとチャント話をしてれば
そう思うのは
もっと後の話。

一緒にお風呂に入って
てっきりお風呂場でそのまま、とか
想像してたんだけど

「姫凪〜…好き…」

鉄朗は私を抱き締めて
甘く囁いてキスするだけで
それ以上はシテこなかった
お風呂ではダメって
言い過ぎたかな…?

いや、期待してたとかじゃなく!
期待はしてなかったけど
濃密さが足りないバスタイムに
少し残念な気持ちになりながら
まだベットがあるさ、とか
破廉恥な想いを抱いて
お風呂から上がった
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