• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


バタバタと制服に着替えて
自分のデスクに向かうと

「おはようございます、布施さん
早速ですが
これ、お願いできますか?」

『おはようございます
はい、すぐやります』

安定の赤葦さんの低音
浮かれる気持ちを切り替えて
書類を受け取り
パソコンに向かう

キーボードを叩く音が
甘い気持ちを上書きして
仕事モードのスイッチが入る…はずが

「黒尾さーん!おはようございまぁす!
部長に頼まれて
コーヒー淹れるんですけど
黒尾さんもいかがですかぁ?」

部屋に入ってきた鉄朗に
まとわりつく甘い声に
ピタリと手が止まる

「布施さん?」

「あ、すいません
すぐに…」

イケナイ、イケナイ。
仕事中にヤキモチは出しちゃダメ。
そういうトラブルが多かったから
恋愛禁止になったって
先輩から聞いたことあるし
…でも…

「いや、俺はまだ良いや」

「え〜…黒尾さんに
コーヒー飲んで貰いたいですぅ〜」

ちょっとシツコクないかしら!?
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp