白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
繰り返される名前が
甘く俺の耳を嬲り
溢れる愛液が更にトロミを増して
誘ってくる
「姫凪…欲しい?」
滾った自身を擦りつければ
赤い顔でコクコクと
何度も頷いて
俺にしがみついてくる
ヤベェね、コレ。
めちゃくちゃ可愛いわ。
俺を欲しがる顔も
純情そうな見た目なのに
誘う腰つきも
全部が全部
ドンピシャだったのを
再確認させられる
「姫凪も、舐めて?
俺をもっと滾らせて」
身体を少し離し
トロンとした瞳に語りかけると
『うん…シタい…
鉄朗…大好き…』
素直に受け入れて
ソッとベルトに手をかける
「いつの間に
そんな積極的になったんですかァ?
俺の味恋しかった?」
予想外にグイグイ来る姫凪に
照れて少し戯ける俺に
『…ずっと、恋しかったよ
考えないようにしてたけど…
あの子と居るの見たら
止まらなくなった…』
涙を薄く浮かべて
声を詰まらせる