白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
___シャッ!
思わず握った拳
「キマリ!ドタキャンはナシだぞ!
とりあえず、ほら
これに着替えて出て来いよ」
一番好きだった部屋着を手渡し
部屋を出ると
「黒尾クン上手く行きそうですかァ?」
俺の口調を真似した
木兎がニヤニヤと
近付いて来た
「…まぁ、な。
とりあえず空気読んで
早めに退散しろよ」
照れた顔を隠し
リビングに戻って
グラスに残る酒を飲み干す
やっとチャント話せる
あの日から止まってしまってた時間が
ようやく動き始めるんだ
俺には最高の未来しか
頭になかった
まさか…
「おーい…」
『…』
「姫凪〜
姫凪ちゃーん…」
『…んー…』
会話が成立しなくなるなんて
思うわけなくね?!
木兎が帰って
とりあえず片付けしなきゃ
なんつって
俺は洗い物
姫凪はリビングの片付けをして
久々に姫凪の淹れる
美味いコーヒーでも飲みながら
スイーツでも食うべ?なんて
言ってたんだ。