白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
『ありがと…』
遠かった
またいつか、が
「…いつでも泊まりに来いよ
お前の特権だろ」
こんな近くにある
『…うん!
あのね、クロ…』
「なに?」
振り返って見つめ合った瞳
これ、やばい。
クソ良い雰囲気じゃね?
このままベットに押し倒しても
怒られない流れなんじゃ…
「姫凪…俺が
着替えさせて…」
「黒尾くーーん!
まだかーー?
姫凪~!酔ってんなら
俺が着替えさせてやろっかーー?」
「ヒャ、ヒャイ!?
待ってろ!バカ!」
って、そう上手くばっかり
行かねぇか…
ならせめて
「木兎が乱入する前に
着替えて出て来い、な?
今日…その、お前さえ良けりゃ
と、泊まってけよ
研磨のベット空いてるし…さ」
この後の時間は
俺が予約してしまいたい
必死にプラトニックな発言して
チラリと様子を伺うと
『…うん。そうしよっか…な
話したい事も
イッパイあるし…』
コクリと首を縦に振る姫凪