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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「それはだめ!!
てか、姫凪も
オイカーくんを甘やかすな!」

姫凪に抱きつきそうになる
オイカーくんを
羽交い締めしながら
姫凪を睨む…って、なんかコレ

『…プフッ!
クロのそれ学生時代によく見たヤツ…
変わってないんだから…』

懐かしい…ヤツだ。

俺と研磨の横で笑ってた
姫凪が戻って来たみたいで

「…ばァか。
変わるわけねぇじゃん
ほら、さっさとやっちまおうぜ
腹減ってんだよ
飯、作ってくれんだろ?」

伸ばした手で
姫凪の頭を撫でて
席に戻る
赤い顔を盗み見て
ニヤける頬を隠しながら
仕事する俺に

「…デレ過ぎ
暴走しないようにね
姫凪ちゃんのナイトは
クロちゃんだけじゃないんだからね」

オイカーくんが
チェックを入れる

「オイカーくんが言うかね?
色々暴走してると
俺は踏んでるんですがねェ」

半分はカマ掛けただけの発言に
オイカーくんの顔が焦りを映す
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