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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


そうだった

ハナちゃんの親に話が
もう通ってるなら
こりゃややこしくなるぞ

〈…まぁ、頑張んなよ
二人で前を向くなら
応援くらいはするから
じゃあね、おれ忙しいから〉

"どうしたら"そう言う間もなく
切れた電話と
響く昼休みの終わる音

「…なんとかならァな…」

まだ浮かれ気分の俺は
楽観的な思考のまま
夜を迎えようとしていた

人生そんな甘くないって
散々思い知らされたはずなのに。

昼からもハードな仕事内容
電話に企画書に
見積もりに…

「クロちゃん!
これ数字間違ってる!」

「オイカーくんこそ!
こっちの見積もり甘いって
クレーム来てンよ!」

俺らのチームは
戦争状態

『黒尾さん
及川さんコーヒー淹れましょうか?
さっきからイライラしてばかりなので
余計ミスするのかと…』

「「お願いシャス…」」

『はーい』

姫凪からの声に
少し手を止めるも
その後はまた
戦争が続く
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