• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「ハナの事?
昨日合コンで早々にお持ち帰りした…」

オマエが言うのか!

「おー!それそれ!
あの子どうした??
やり捨ては良くねぇぞー!」

オマエも乗るな!
ゲラゲラ笑う木兎が
店員に注意されて
静かにはなったけど

「で?なんで姫凪と
居んだよ?
別れたんじゃなかった??」

地雷しかない内容のトークは続き

「いや、だから…」

『…ご飯くらい
友達でもします…
クロも困らないでよ
気不味いから…
木兎さん、私…これで戻りますから』

姫凪は不機嫌に席を立つ

「おい、姫凪」

『ちょっと頭冷やすだけ
また仕事終わったら話そう
じゃあ…』

「おい、待て!
木兎!覚えてろ!」

伝票を持って
木兎の横を通り過ぎ
レジへ向かう背中を
追いかけて

「俺が払うって言いましたァ
忘れた?」

ぐっと引き寄せ抱きしめる

固まる背中
伝わる体温が
懐かしい
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp