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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「なに?
仕事場じゃないし
呼び捨てで良いじゃん
俺と姫凪の仲でしょ?」

"ねー?"なんて
姫凪の顔を覗き込んで

「で?どれ食べたい?
姫凪の事だから
コレとコレで迷ってんでしょー?」

また呼び捨てて
ピタリと距離を無くして笑う

馴れ馴れしいんだよ

「仲?振られたって聞きましたけど?」

近ぇんだよ
離れろ、馬鹿野郎。

「情報が古いね、クロちゃん
姫凪に聞いてみれば良いじゃん」

姫凪、なんて
気安く呼んでんな
それは…俺の…特権…

『及川さん…チョット待って…
クロも、顔怖い…』

…じゃ、もう無かったんだっけ?
でも、それでも……

「黒尾くん
抑えて…店の中だよ」

脇腹を突かれたとほぼ同時

「ご注文お決まりですか?」

オーダーを取りに来た声がして
我にかえる

「じゃあ、こっちは
コレと、これでお願いします」

「こっちは
コレとこれ…かな。
出来るなら伝票わけてくれる?」

「かしこまりました」
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