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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


なんて呆気ない終わりなんだろうな
涙も出やしねぇ…

「悪ぃ、待たせた」

ハナちゃんに運んだコーヒーは
少し温く苦くなってた

「あの子?黒尾くんの元カノ」

「…まぁな
俺の事よりお前の事でしょうよ
何があった?」 

無理やり話を自分から逸して
ハナちゃんの話を聞く
誘われた飲み会に
元カレも来るとか
そこにはその彼女も居るとか
まぁ、ありがちな話。

吐き出して少し泣いて
スッキリしたらしき
ハナちゃんを
駅まで送ろうと立ち上がると

「昼は黒尾くんの話
聞いてあげる!
昼ご飯食べようね!」

屈託のない笑顔

「そうだな。
近くに美味い店があるから
そこで待ち合わせすっか?」

釣られて笑顔にはなるけど
心はずっと暗いまま

「うん!
あ、ごめんね?
時間大丈夫?」

「…時間は、な…
下で待ってて
鞄持っておりるから」

ハナちゃんを
先にエレベーターに乗せ
部屋に戻ると
仕事をする
赤葦と姫凪の姿
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