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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


顔をチャント見てなくても分かる
拗ねてる時の声、だ。

なァ?それって
ヤキモチ?
気にしてくれてるのか?

そう言ってジャレ付きたい

お前しか見えてないって
あの時みたいに
抱き締めて
甘く囁きたい…

「あ、姫凪
お茶は俺が淹れるから
大丈夫だぞ
俺の客だしなァ」

『え、でも…』

「会社の客じゃねぇから
気にすんな。
スグ帰るって言ってるしな」

お前がまだ俺のオンナだったら。

グッと飲み込んだ何もかもを

『私が、行ったら…
気まずい…から?』

姫凪の声が追いかけてくる

「姫凪?」

なんだよ、その顔
止めてくれ期待して
傷付くのは
もう…嫌なんだ

『お見合い相手に
元カノが仕事場に居るって
知られたくないから?

なーんてね!
…ウソ。
嫌な事言った、ゴメン
これ、研磨くんがくれた
余ったお土産のお菓子
出して大丈夫なヤツ。
私、資料整理あるから行くね』
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