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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ


「え?クロオくん…?!
チョット…!?」

姫凪の顔が見えない様に
早足で部屋を出て
応接室にハナちゃんを
押し込む

「…あの人?
黒尾くんの元カノさん」

必死で息を整える俺に
ハナちゃんが
掛けてくる声に

「いやまぁ…そうなる、けども…」

「…そうなんだ。
ねぇ、あの子…まだ多分…」
「期待させないでクダサイ
もう…終わったんだ
俺と居ると苦しそうなのも
アイツと居ると楽しそうなのも
見てる…。
だから言わないで…クダサイ」

自分に言い聞かせる様に返す

「…本当に良いの?」

良くないけど
良いって思わなきゃ
ヤッてらんねぇんだよ

「当たり前ですぅ!
で?話ってなに?
研磨のお得意さんの
お嬢さんの相手なら
会社も何も言わねぇだろうし
コーヒー淹れて来てやるから
待ってな」

追求を逃れる為に
応接室を出て給湯室に入って
カップを出してると

『…お茶なら私が…』

姫凪の少し不機嫌な声
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