第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ

シツコイ？
知ってるよ。

悔しいくらい
分かってる。

心がオマエから
離れる事は
きっとナイ事も。

でも、オマエがそうじゃないなら
俺から気持ちが離れるなら

俺も離れないとな。
離したフリをしないとな。

強がりもきっといつか
本気になる
そう信じないと
やってらんねぇよな

幸い一人じゃない
同士だって居るんだ

笑うよ、オマエの前で
進めと背中を押すから
だから…
もう…俺の事は…忘れろよ
幸せになるなら
笑うから、さ。

独りよがりで
強がりに背すじを伸ばし
いつも通りに出勤した…ら

「オハヨーッス
…って！赤葦かと思ったら
違うし！」

『あ、あの！
オハヨ！
えっと…』

俺より早く出勤した
姫凪が居た

オイヨイヨイ！！
イレギュラーやめてクダサイ！

内心オロオロする俺の前で
あからさまにオロオロしてる
姫凪

「なにテンパってるんですかァ？
二人切りだからって
なーんもしねぇって
どうした？
赤葦に用事押し付けられた？」