白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第7章 新たな幕開け
”早く食べないと
昼休み終わるよ”と付け足しながらも
研磨くんの前には
カナリ残った野菜たち
『チャント食べないと…』
「…姫凪にあげる」
『好き嫌いダメだよ』
「母さんみたい
食べれば良いんでしょ」
憮然としつつも
箸を進める研磨くんに
つられて私も箸を進めた
昼にしては
豪華過ぎた時間と
食事を胃に落とし
『ご馳走さま』
「別に。
…まぁ、その…頑張って
及川サンはお見合い要員から
外しとくから」
会社の前で別れた
昼休み終了までは
まだ少し時間がある
皆ご飯食べに行ってるだろし
コーヒーでも淹れて
まったりしようかな
確か美味しいクッキーが
あったはず…
デザートは別腹、とか
独り言を呟きながら
コーヒーを淹れて戻ると
「おかえり」
『え!?及川さん!?
ご飯行ったんじゃ…』
一人机に向かう及川さん
「食欲なくなったから
テキトーに済ませた
孤爪チャンとのランチ
楽しかった?」