白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第7章 新たな幕開け
親身になってたかと思うと
急に熱が引いた様に
スンとして
突き放す様な物言いの研磨くん
『急にドライになるのね』
「…おれの推しはクロだったから
後押しさえあれば
二人がヨリ戻すかもって
期待して通ってたんだけど
…まぁ、仕方ないけど。
ゲームは人生みたいだけど
人生はゲームみたいに行かないもんだし…」
そっか。
最近よく来てたのは
私とクロの仲を
修復する為だったのか…
『ごめん…ね』
「別に謝る事じゃないよ
姫凪が悪いわけじゃないし
意地はって戻れないだけなら
おれが頑張ればって
思っただけ」
頑張るなんて
凡そ好きじゃないくせに
その研磨くんが
何とかしようとしてたなんて…
もしかしたらクロも
私と戻ろうとか
考えてくれたりしてたのかな…
でも、それでも私は…
クロより及川さんを…。
「暗くならないでよ
面倒くさい
別に誰が悪いわけじゃない
人の気持ちは変わるもんだしね
姫凪が決めて動くなら
おれも…クロも
きっと応援出来る…はず」