白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18
第6章 変わるモノ変わらないモノ変われないモノ
整えられた晩御飯を
一緒に運んで
遅めの夕食を始める
「ゴメンな、こんな時間に食べて
明日の朝辛いんじゃね?」
『平気だよ、これくらい
一緒に食べたかったんだもん』
「可愛い事言ってると
食い散らかしますよ~?」
『良いですぅ…』
「あった時からは
想像付かないくらい
エッチになっちゃって…」
『だ、だれがエッチにしたのよ!』
「俺以外ならぶっ飛ばす
…相手を」
何の変哲もない会話も
姫凪となら楽しかった
『鉄朗に決まってるじゃない。
鉄朗しか、知らないし…』
「え~!オイカーくんは?!
色々されちゃったクセにぃ」
『今言う!?意地悪!
忘れたモン…上書きは
もう完了してますぅ…』
あんな悲しい思い出が絡む
オイカーくんの事で
笑い合えるのも幸せだ
「俺はまだ足りてマセン~
飯食ったら覚悟しろ~」
『ひゃ、ひゃい!』
「期待し過ぎ!エロ姫凪!」
『エロオテツローが言うな!
早く食べちゃお!明日も仕事だよ』