Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第7章 ☆うちのネコ《孤爪 研磨》
あの後、急いで携帯用ポーチからナプキンを取り出し、トイレに急行。あのスピードなら、金メダルは軽いね。
戻ってきたら、研磨は涼しい顔をして、ベッドの上でスマホをいじっていた。その研磨を押し退け、まくらに顔を突っ伏した。
『死にたい死にたい死にたい死にたい…』
「それ、俺のまくらなんだけど…ていうかそんなに落ち込まなくても」
『恥ずかしすぎるでしょおっ!?』
なんてことだ。彼氏とエッチしようとしたら、生理来ちゃった、えへっ♪なんて言えるわけあるかぁ!
『ゴメン…幻滅したよね…』
「別に。前にさ、クロと3人でお泊まり会したでしょ?その時にみんな揃っておねしょとかしてるから。別に気にしないよ」
『それとこれとを一緒にするな!』
あれは年齢の問題、これは性の問題!
涙目で訴える私を、研磨は優しく撫でた。そして、耳元でそっと呟いた。
「それに…終わったらいつもよりたくさんシてもらうから、ね?」
ボンッ!と音をたて、私は真っ赤になった。
私のネコは、バレーが得意です。
私のネコは、頭がプリンです。
私のネコは、ゲームが大好きです。
構ってあげるとツンとして、
放っておくと甘えてきます。
そして、ちょっぴりエッチです。
そのネコに、私はぞっこんなのです。
END.