Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第33章 ★君と俺の8秒間《瀬見 英太》
「俺かなり余裕ないから優しくできる自信全くないよ。それに親もいないし…」
『いいの。英太が、その、ほしい…///』
途切れ途切れにそう言うと、英太はフイとそっぽを向いた。髪から覗く耳が、赤い。
「え、マジで誘ってるの?」
バカそんなわけないでしょ!という叫びは内封し、英太の胸をぽかすか叩く。と、英太は私に馬乗りになると、あれよという間に着ていた制服やらブラをぽいぽい脱がす。
「はいはい、脱がすよー」
『なっ、ばっ、ちょっ、まっ…ぁん///』
「待たない。てかそれ。煽ってんの?」
『やっ、えぃた、んっ、あの、ぅ…///』
煽ってんの?と言いながらやわやわと胸を揉む。時折指が頂を掠めるから、鼻を抜けるような甘い声が漏れる。ヤバい、恥ずかし…
『えいた、あっ、や、だ…』
「やだ、じゃねーよな。だってほら…下も、濡れてるだろ?」
『っふぁ!』
いつの間にかパンティのスリットから忍び込んでいた英太の指が、敏感なところにくちゅりと触れる。反射でビクっと跳ねた私の腰を、英太は見逃さなかった。
『やっ、さわ、ちゃ…だめっ…んっ、ぁ…』
「何がダメだ。感じまくってんだろ」
『えぃた、いじ、わるぅ…』
ゆっくりとナカに指を挿れる英太。潤んだ目で下から英太を睨むと、苦笑しながら英太はおでこにキスをした。
「んなに虐めたくなる海宙が悪いの」
『っ!いま、なまぇ…』
「こーゆー時は、いつもそうだろ」
うん、そうなんだよ、そうなんだけど。このタイミングで言われるとね、心臓がばくばくしちゃうんだよ、英太。
「…ナカ、締まったんだけど?」
『っ、えぃたの、せぃっだもん…///』
せめてもの抵抗に、と睨む。が、英太に優しく見られれば、むくむくと沸いてた怒りみたいなものも、しおしおとなくなっていく。
「っと、そろそろいいか?俺、もうむり」
『…ん、えぃた…来て?』
「~っ、だっから煽んなっつーの…///」
頬を赤く染めながらも、英太は服を脱ぎ、自身に避妊具を着ける。初めて見た時こそ、ソレのサイズと見た目に圧倒されて言葉も出なかったが、今では慣れた…というか、平気。
そして、私に宛がうと、英太はゆっくりと挿入を開始した。