第6章 失態覚悟の欲を晒しあえばいい
「・・・ちゃんと言ってよ。」
少し不貞腐れた様に言うから思わずシンくんの頭を撫でてしまう。
「シンくん。」
愛を語る程生き物と関わってはいないけど、貴方を愛しいと思うのは本当だから...
「愛してる。」
ゆっくりと瞬きをするシンくんにキスをする。
「。もっと...」
困った様に微笑んだシンくんはとても艶やかだ。
「・・・やっ・・・もう・・・・動いちゃ・・ン・・・・」
「終わらせないよ。」
「だ、め・・・っあ・・・」
「何度も・・・何度でも、抱いてやる
・・・・・離れられない位に・・・ネ。」
シンくんの言葉ひとつひとつに私の胸は高鳴る。
「そんなに嬉しそうにしちゃって
寝かせてあげられないかもしれないね...!」
そう言ってキスをくれた。
なんでこんなにも大切にそうに触れてくれるの・・・
「あッ・・・っ・・・」
「」
名前を呼ばれているだけなのに愛しさが涙となって溢れてしまう。
言葉で伝えたいのに何一つ表せない、こんな私でごめんね。
だからいっそ、ひとつになりたいよ。
「シンくん・・・」
「未来永劫はオレの・・・
月浪シンのモノだ。」
「シンくん・・・の・・・」
何度もシンくんを愛して、愛されて・・・
それでも朝は来るから...。
「そう。永遠に愛してあげる・・・。」
幸せ・・・って言葉が浮かんだ。
終わらない一生を、ずっとシンくんと一緒に居たい。
他には何も要らない。