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This blood is your thing

第6章 失態覚悟の欲を晒しあえばいい



お腹の下の方が切なくなる感じがする。

首に唇を寄せながらシンくんは言う

「そんなに虐めて欲しいの?」

シンくんの指がゆっくりと動きだす

「んんッ・・・」

「ちゃんと言いなよ。」

「・・・っ・・・だっ、て・・・シンく・・・っあ・・・」

シンくんは意地悪に笑いながら動かす指をはやめる。
それ以上されたら私は又...

「シンッ・・・く・・ん・・・!!」

するとシンくんは私のナカから指を引抜いた。

突如消えた快感に、安堵と焦燥感が押し寄せ肩で息をする

「今度はこっちで逝かせてやるよ───・・・!」

「いッ・・・!!」

先程までシンくんの指があったトコロに突如感じたことの無い痛みを感じる
目を閉じ身を攀じるが、腰を掴まれ身動きとれなくなってしまう

繋いだ右手に無意識に力が入る。

「・・・はぁ・・・ねぇ
・・・・・痛い?」

私は何度も首を縦に振った

それに対して『そう・・・良かった。』と言ったシンくんの声はとても嬉しそうだから、私は瞼をあけた。
涙でぼんやりとした目に映ったシンくんは、とても柔らかく笑っていて、釣られて私も微笑んでしまう。

「っ・・・!!・・・ホント、バカ・・・優しくなんかしてやれないからね・・・!」

「えっ?なに・・・っ────!?
まっ・・・っぅ・・・」

緩やかに奥へと挿入されまともに言葉も発せられない。

「シンッ・・・くっ・・・・・シ・・・ンく・・んッ・・・」

うわ言の様にシンくんの名前を何度も、何度も呼ぶ

するとシンくんは
「なに??」と、瞳から零れた涙を舐めとる。

「滅茶苦茶可愛いよ・・・
有難う。」

愛しそうに私を呼ぶ声に安心する。
シンくんの腰が寄せては返す毎に痛みは徐々に薄れていく...

〝優しくなんかしてやれない〟なんて嘘。
だって何度も名前を呼んでくれて、何度もキスをくれる・・・充分優しいよ?
ねぇ・・・?

「シンくん・・・・・大好き。」

「・・・っ・・・知ってる、よ。
だから、ずっとオレの傍にいなよ
ねぇ?...。」

うん。ずっと、永遠に────・・・

「いっ、しょに・・・」

隣に居させて?

その先は、胸が苦しくて言葉にならなくてシンくんを抱き締め何度も何度も頷いた。

「。」



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