第6章 失態覚悟の欲を晒しあえばいい
「はぁっ・・・感・・・想っ・・・・・?」
身体に力が入らない...
だらしなくシンくんに身体を預ける。
「悪くはなかったみたいだね。」
そんな私を抱き締め頭を優しく撫でてくれるシンくん
このまま眠りたい・・・きっと最高の寝心地。
だけど、寝たら勿体ない気がして顔を上げる
見上げて視線が重なったシンくんの顔は、いつにも増してかっこよく見えた。
やっぱり私の胸の鼓動は早くなるからシンくんに恋をしているんだ──と実感する。
「シンくん。」
「ん?」
私の額にキスをしながら返事をくれる
そんな動作の1つ1つから優しさが感じられて、愛しいって言葉は彼の為にあるんだと・・・そう思うと笑みがこぼれた。
「なに
オレの事でも考えてるわけ?
顔、緩みすぎ。」
シンくんは意地悪く口角を上げた。
「!?・・・そうだよ。」
と、言いながら恥ずかしさで目を逸らした。
「あっそ。」
優しい声。
寝かしつけるように触れる掌に私はすぐに眠くなる
「いいよ。」
何でシンくん解った・・・の・・・かな
「は、ホント可愛いね...。」
「あり・・・が・・・う」
撫でられたトコロが熱をもち私を更に眠りへと導く。
もっとシンくんとお話したいの・・・に
もっとシンくんに・・・伝えたい事があるの
「シンく・・・大好き・・・」
又こうして一緒に居られる日が来るとは思っていなくて、すごく嬉しいんだよ