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完結/*おそ松さん*短編集*

第12章 暑くて蕩けそう・・・【チョロ松】


「ご・・・めん!ついーーー」



「ごめんなさい・・・つい・・・ーーー」



シンクロするかの如く
息がピッタリと合って
少しだけ笑う
リモコンの
電源を入れるも
なかなか
冷えず
待ち遠しくなるーーー



暑さのせいか、頭が
ぼーっとする



それはチョロ松
くんも同じ



チラッと横目で
見て確認するも
暑さで
それどころではない



「暑いしお茶飲もうか。」



「お願いしようかな。」



「じゃあ持ってくるね?」



チョロ松くんが
足をあげて襖を開けて出た途端ーーー



目眩がした



思うように立ち上がれなく
泣きそうになる



チョロ松くん・・・



早く来てーーー



「お茶持ってきたよ・・・って、
音奈ちゃん
大丈夫?!
起き上がれる?」



「平気・・・一人で起きれるから
ーーーっ」



「無理しないで。これ飲んで・・・」



お茶の脇に手に持ってた
スポーツドリンクを
私に飲ませようとしてくれる



優しいな



「暫く横になれば
良くなってくるから・・・
何かあったら言ってね?」



軽度の熱射病で
命に別状はなく
とりとめた。
安心した後
再度立ち上がり
階段を下りていこうとする
チョロ松くんの服を
私は握っていたーーー



「音奈ちゃ・・・ん?」



「行かないで・・・傍にいて?」



「本当に大丈夫?」



「傍にいてくれなきゃ、嫌・・・」



握りしめた後から落ちる滴は
しょっぱかった
どんどん溢れ落ちる滴を
大きい手で振り払ってくれた



なんとか起き上がり
背中から抱き締める
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