第12章 暑くて蕩けそう・・・【チョロ松】
部屋で寛ぐと
チョロ松くんは
グラスに氷が入ったお茶を
手渡してくれた
「これ位しかないけど、良いかな?」
「大丈夫だよ?」
「君が優しい子で良かった。
兄さん達なら
これしかないのかよ?とか
言うし・・・君とは大違いだよ」
なんだか自然と
笑みが溢れてくる
こんなにも沢山兄弟がいたら
楽しいだろうな・・・
「それにしてもなんか暑くない?」
「可笑しいよね?普通なら
下がってる筈なのにーーー
えーっとリモコンは・・・あった!」
コツン
「「あ。」」
近くに置いて
あるリモコンに手出し
すると・・・お互いの
指先が当たって
勢いで引っ
込ましてしまう