第2章 1
火神「せっかくの再会中わりーな
けど、せっかく会いに来て挨拶だけはねーだろ?
ちょっと相手してくれよ、イケメン君」
黄瀬「え~そんなこと急に言われても…」
黄瀬の目に期待している玲奈の顔が映る
そして先ほど火神がダンクしたのを思い出す
黄瀬「よしッ、やろっか、さっきいいもん
見してくれたお礼」
火神にボールを投げる
玲奈「やれやれーー!!!!」
相田「ったくもう……」
黒子「不味いかもしれません…」
相田「え???」
黄瀬は先ほどミニゲームでやっていた火神のプレイを
コピーし、ゴールにボールをいれようとした
黒子「黄瀬君は見たプレイを一瞬でコピーしてしまうんです」
火神「(それはさっき俺が…嘘だろ!?!?!)」
火神は阻止しようとボールの前に手を伸ばす
だが、遅く、ボールは鈍い音とともにゴールに入る
火神「(俺よりキレててしかもパワーも…!?!?)」
玲奈「二人ともおっつー!!」
火神は後ろに倒れる
降旗「あれがキセキの世代…
黒子、玲奈、お前らの友達すごすぎねぇ?」
玲奈「そお~??ここまで強くなるの想定内~」
黒子「僕はあんな人知りません」
河原「え??」
黒子「正直さっきまで僕も甘いこと考えていました
でも、数か月会ってないだけなのに
予想を超える速さでキセキの世代は進化している」
玲奈「甘いこと…?
何言ってるの?ここまで強くなるのを想定できない
なら、ここからキセキの世代倒すとか無理でしょ
こんな簡単な予想もできないなんて、」
ふふん、と笑った玲奈からは、その場にいる全員が息を
飲む程の美しい迫力が出る
そして、黄瀬はいまだに倒れてる火神を見ている
黄瀬「これはちょっとな~」
火神「は?」
黄瀬「こんな拍子抜けじゃ
やっぱ挨拶だけじゃ帰れないッスわ、」
玲奈と黒子の目の前にいく
黄瀬「やっぱ黒子っちと玲奈っちください」
全員−玲奈、黒子「は?????????」