第13章 江戸と伯爵と兄
アレンの声が聞こえた気がした。
そうしたら、なにか変なものが空を割った。
伯「こんばんワ♥またお会いしましたネ♥アァ〜レンウォ〜カァァアァ♥」
え?アレン...?そこにいるの?
私「ア、アレン...」
ア「久し振り、紅里。」
柔らかく微笑むアレンを見たら涙が溢れて止まらなくなった。
いつの間にかノアも退散していて江戸は静寂を取り戻していた。
私は発動を解き、そっとアレン達に近づいた。
歩けないリナリーをラビが運んで伯爵の技から逃れた橋の下に集まった。
私「久し振り〜、ティエドール元帥♪」
ティエ「久し振りだね。紅里元帥。」
元帥と言われ、苦笑いを返す。