第12章 レベル3とリナリー
だから、いいでしょ?
私を行かせて。
リナリーをあの場に置いてきたのは私だから。
せめて今、リナリーを助けさせて。
ラ「でも、お前...」
ミ「ダメよ紅里ちゃん!貴女、あんなにイノセンス使ったから体力が...」
私「...私に罪滅ぼしをさせて?」
必死な2人に涙が自然と溢れちゃう。
それを隠すように私は船から飛び出した。
ーイノセンス発動
天使の翼ー
ラ「紅里!」
ピューーーン
ラビが叫んだ直後、ブックマンの横をティムに似た何かが通り過ぎた。
ブ「?ティム...?」
それはまるで紅里を追いかけていくように飛んでいった。