第9章 アレンと臨界点
自然と自分の手の平に目が行く。
シャインは私をどう思っているのだろう。
確かに絆は感じる。
でも、それと同時に何が冷たさを感じるのだ。
まるで、許せないと私に言うように...。
空にぽつんと取り残されたような自分。
まるで、これからの私を表しているようで、身震いした。
冷や汗が垂れて来る。
その時、空から強い光見えた。
しかも、近い。
光のあと、人らしきものが落ちていくのが見えた。
私「っ、アレン!」
人かもではなく人と私は認識した。
だって、あんな白髪彼以外誰もいない。
ーイノセンス発動
プロテクタ―ー
ロッドと話したとき、シャインとシンクロ率は同じだと教えてくれた。
だから、比例して第2開放までできる。
アレンが落ちた場所へと急ぐ。
私「アレーン!」
ア「えっ?...紅里!来ちゃ駄目だ!」
私「...え?」
ティ「おー、紅里じゃないか。」
私「なんで...ティキ兄が...」