第4章 初任務のお手伝い
神「俺達はイノセンスを守るためにここに来たんだ!!」
私「ユウ...」
神「今すぐその人形から心臓を取れ!!」
私「?!何言ってるの?ユ、ユウ...」
ア「...と、取れません。ごめん、僕は取りたくない。」
私「アレン...」
神「犠牲があるから救いがあんだよ、新人。」
ユウはそのまま剣をララにむける。
ア「...なら、僕が2人の犠牲になればいいですか?犠牲ばかりで勝つ戦争なんて虚しいだけですよ!。」
アレンも必死なんだ。
守りたいんだ、2人を。
バン!
ト「神田殿!」
トマが慌てて近づく。
私はいきなりの事に動けずにいた。
だって、ユウがアレンを...殴ったから。
神「テメェに大事なものは無いのかよ!!!」
ア「大事なものは...昔、失くした。可哀想とかそんなキレイな理由、あんま持ってないよ。自分がただ、そういうトコ見たくないだけ、それだけだ。」
僕はちっぽけな人間だから大きい世界より、目の前のものに心が向く。
ア「守れるなら守りたい。」
私「...!?ダメェ!」
イノセンスを発動させて矢を放つ。
けれど、ダメだった。
AKUMAによってグゾルとララは身体を貫かれた。
神「奴だ!」
A「イノセンスもーらいっ!!!」
そして、ララからイノセンスが抜かれていた。
グ「ララ、ララ。」
ただの鉄の塊となったララにグゾルは手を伸ばしていた。
A「ほぉー、これがイノセンスかぁ。」
AKUMAが手の上でイノセンスを眺めている。
ア「返せよ。そのイノセンス。」
私・神「ぞくっ!」
アレンからただならぬ殺気が放たれて、左手を造り変えている。