第12章 殺気【一松】
ほのかside
トド松さんと洋服を選んだ後、ショッピングモールの天窓や側面のガラス窓を見るとすっかりオレンジ色に染まっていた。
あぁ、外の世界って美しい…
普段夜にしか外に出させてもらえないため、表側の世界の光景に感動を覚えた。
ト「あっ…ねぇアレ、一松兄さんじゃない?」
トド松さんが指差す方向に目を向けると、
ペットショップのふれあいコーナーで一松さんが猫に囲まれていた。
ト「相変わらず、猫だけにはモテるんだね。
よしっ、行ってみよっかほのかちゃん。」
トド松さんに手を引かれて一松さんの方へと寄って行った。