第7章 再度
イヤミ「よし、全員揃ったザンスね。出発するザンスよ!」
十四「シュッパツシンコー!」
私は六つ子に囲まれるように座らさせられた。
これからどうなるのか、はたまた、どうすればいいのか
と思い、考え込んだ。
一「変な顔…」
「はへっ?」
一「…………」
変な顔、してたかな?確かに考え込むとき、我を忘れるからな。
って!!違う違う!なに和んでるの!
これからどうすればいいか考えなきゃ!
真剣にそう考えていたとき、私の口の前に何かが差し出された。
十四「はい!あげる!頭がボーっとするときは甘いもの食べるといいんだよ!ねっ!チョロ松兄さん?」
チョロ「……。」
十四「チョロ松兄さん?」
黄色い服を着た、十四松さんが名前を呼ぶ"チョロ松"さんの方へ私も目を向けた。
え…何で赤面しているんだろう。
熱でもあるのだろうか
おそ「ゲッ!シコ松勃ってんじゃん!」
チョロ「グハッ!おいこら長男!女の子の前でそんなこと言うなよ!」
おそ「大丈夫大丈夫!だってほら!イヤミ以外みんな勃ってるし!」
立ってる?いや、みんな座っているよね?
不思議に思って聞いてしまった。
「え…みんな座ってるじゃないですか。」
私のその一言にみんなドワッと笑い出した。