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私立ウィスタリア学院~新米教師とイケメン教師たち

第4章 英語の先生


「はい。」

アヤセは差し出された
マグカップを手に取ると、
その香りを胸一杯に吸い込む。

「いい香り…。」

レオはアヤセの隣の椅子に座りながら
「でしょ?
この香りが特徴的な豆みたいだよ。」
と話す。

アヤセはたまらず
マグカップに口をつける。

「熱っ…!!」

「大丈夫!?」

「…あ、私、猫舌だったんだ…。」

レオが思わず吹き出す。
「普通そういうこと忘れる!?
面白いね、アヤセちゃん!」

アヤセは恥ずかしくなって
顔を赤らめる。

レオはくっくっと笑いながら、
アヤセの手からマグカップを取りあげた。

(え…?)

するとアヤセの
マグカップのコーヒーを
一口、口に含むと
何かを確かめるように
目線を上に向ける。

やがて何かを確認したかのように
表情がフッと変わる。

レオの片手がアヤセの後頭部に
スッと回された。

その瞬間アヤセの唇に
レオの唇があてがわれる…!

(え!?)

するとトロリとした液体がアヤセの
口の中に入り込んできた。

「ん…!」

漏らすことを許さない…
とばかりに隙間なく
レオは唇同士を密着させる。

ごくり………

アヤセは仕方なく
その液体を飲み込んだ…

レオは唇を離すと
悪戯な笑みを浮かべながら
アヤセの顔の近くで囁く。

「どう…?おいしいでしょ…?」

アヤセは顔を真っ赤にしながら、
信じられない…というような潤んだ瞳で
レオを見つめる…。

レオはそんなアヤセの表情に
自分の中の何かが
突き動かされるのを感じると、
再びアヤセの唇に
自身のそれを重ねた…。

「ん…!」

レオの熱を持った舌が
アヤセの口の中にぬるりと
浸入する……

「んん……!!」

熱い舌はアヤセの口の中で
ゆっくりと深く深く動き回る…

「ん…んはぁ…ん…」

アヤセは必死に
その刺激から逃れようとするも、
レオの舌と、後頭部に添えられた手が
それを許さない…。

「…んん…ん…はぁっ…あっ…ん…」

次第にレオの舌はその動きが激しくなり、
アヤセの口の中を掻き乱していく…

「ん…ん…んん!んー…!」

アヤセの目にうっすらと涙が浮かぶ…。

(だ、誰か助けて……)
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