第14章 番外編 その日の職員ミーティング
「おーやっぱ今日は集まるの早いねー♪」
レオがミーティング室に入ってくる。
そこにはアラン、アルバート、ルイが
既に来ていた。
「ってゆうか、アラン!?
何それ!!!」
「アヤセ先生に付けられたんだけど?」
少し得意気にアランは話す。
「えっマジで!?
…いや、曲がり角でぶつかって
偶然とかでしょ?」
「……っ!」
「はいはい、図星~♪
で?今回は何したの?」
悔しそうな顔をしながらアランが話す。
「おでこにキスしただけだよ。」
「えっ!?キスしたの!?
毎回キスまではしない
爽やかアラン先生なのに!?」
「てゆうか、毎回キスする
あんたが信じらんねぇよ。
どうせ今回もしたんだろ。」
「よくわかるじゃん。
コーヒー口移ししてベロチュー。」
レオは嬉々として話す。
「うっわー。
どうなんだよ、それ。」
アランは顔をしかめる。
「別にジルから言われたことは守って
やってるけど?」
「そうはいってもなぁ…」
「はいはい、わかったわかった。
で、アルバートは?」
「お、俺は別に……。」
顔を赤くしながら答えるアルバートに
アランが口を開く。
「俺見ちゃったけど。」
「!!!」
「えっえっ何っ!?何っ!?」
レオが食い付く。
「中庭で胸触って…」
「あれは!!事故だ!!」
アランが言い終わらないうちに
アルバートが焦って言葉を被せる。
「へぇ~。
でも触ったんでしょ?」
レオが意地悪そうに微笑む。
「だから事故だといってるだろう!!」
「はいはい、わかったわかった!
で、ルイは?」
「…………。」
「…まぁいつものあれだね。
ねぇねぇ、それ俺にも教えてよ。
ずるいよね、なんてゆうか、
手を汚さずして一番の成績を残す!
みたいな?」
そんなことを話していると、
ガチャ!
ミーティング室のドアが開く。
「おっユーリ!
今回は遅いじゃん。
いつもなら真っ先に来てるのに…
ってユーリ!?
どうしたの!?
すごい絶望的な顔してるけど!?」
「絶望的なもの…見ちゃった…
いや、正確には聞いちゃった…」
「え?な、何?」