第6章 担当教官の数学の先生
「…!?と、途中までは…?」
「はい。
あなたを試すために
したことだったのですが、
…どうやらあなたは
殿方をその気にさせてしまう
才能があるのか、
途中からは大いに
楽しませていだきましたよ。」
ジルはニッコリと微笑む。
「え、ええっ…!?」
「体の方は大丈夫ですか?」
するとジルはフッと
妖艶な笑みを浮かべ、
「もしあなたがお望みならば、
最後までイカしてあげしょうか……?」
というと、
さっきまでアヤセの濡れた
あの場所を突いていた
指示棒の先をペロリとなめあげた…。
「…っ…!!」
アヤセは顔を真っ赤にしながら、
「い、いいえ!!け、結構ですっ!!」
と断った。
「そうですか…それは残念。」
(ざ、残念て…!)
「では、今日の反省会はここまでです。
明日、日誌の提出を楽しみにしてますよ。」
意味ありげにジルは微笑みながら告げた。
「…っ!
…は、はい…
ありがとうございました…。」
アヤセは数学科準備室をあとにした。