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[名探偵コナン]マティーニにお砂糖を

第32章 (番外編)初詣


光彦くんからも責められ、2対1。
それを呆れ顔で見つめるコナンくんと哀ちゃん。
「いいわよ、私甘酒苦手だし。…ほら、もうすぐで順番よ。」

溜息交じりの哀ちゃんの言葉に正面を向くと、3人前の人が鐘を鳴らすところだった。
慌ててお財布からお賽銭を取り出して握りしめた。




◻︎




「さくらお姉さんは何の願い事したのー?」
神社からの帰り道、お守りの入った袋を大事そうに抱えながら歩美ちゃんは私を見上げる。

「怪我なく、病気もせず、健康に暮らせますように、かな。」
「なんかそれ年寄りくせーな。」
「願い事を口に出しちゃうと叶わなくなるって聞いたことがありますよ。」
「えっ、聞いといてそれはないでしょ!」

隣を歩くコナンくんが鼻で笑ったのが聞こえて、思わずその小さな頭を軽く叩いた。




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