Everlasting Lovers *ディアラバ*
第5章 たこ焼きパーティー
「 レ、レイジさん …」
「 キッチンは言わずもがな。リビングもカーテンは外れ、ソファーがひっくり返ってます。これはどういうことか説明していただけませんかね? 貴方達。」
それから シチサン、、レイジさんのお説教が続いたのは言うまでもない。
「 … ともかく、貴方達で片付けてもらいますからね。ここ。」
片付けにレイジさんが加わり、あっという間に片付いていく。さっき3人で片付けようとしたのは、なんだったんだ と思うくらい。後は、洗い物を残すだけとなり アヤト、ライト、カナトくん、スバルくん は帰っていった。 私はお皿を洗おうとキッチンに向かう。
「 …手伝いますよ。」
「 だっ大丈夫です!」
「 貴女だけに任せたら、お皿が割れます。それに ……この間のお返しですよ。」
2人で黙々と お皿を洗っていると、ふとレイジさんが口を開く。
「 …… この間 言いましたよね? 三つ子には関わるなと。」
「 …… 。 個性は強いけど おもしろいですよ。それに根は優しいんじゃないですか?」
そう言うと、レイジさんは信じられないという顔で 私を見る。
「 痛い目にあいますよ。貴女は三つ子をわかっていない。」
「 大丈夫ですよ。私の血、彼らは飲もうとしないでしょ?」
「 殺されますよ。」
レイジさんの瞳は、真剣味を帯びていた。
でも、、
「 大丈夫ですよ。だって私、
ヴァンパイアハンターですから。」