Everlasting Lovers *ディアラバ*
第5章 たこ焼きパーティー
「 ……出来た。」
目の前には、黄金色に輝くたこ焼きが 夕日に照らされたいた。
「 スバルくん、ありがとう!」
「 ああ。」
照れて、はにかむスバルくんが可愛らしく思える。
「 ちょっと〜〜 ビッチちゃん〜 スバルくんにだけ〜?」
「 そうだぞ! 誰が1番 働いてやったと思って‼︎」
正直、ライトは結局 ちょっかい出してるだけだったし アヤトも失敗しかしてない。 でも、、
「 … ありがとう。楽しかった。」
思わず 口が綻ぶ。誰かと料理するのが こんなに楽しいなんて思わなかった。
「 …… 何をしてるんですか?」
階段の方を見ると、ちょうどカナトくんが降りてくるとこだった。
「 カナトくん!」
思わず 駆け寄ると、睨まれる。
「 来ないでください。あなた 汚いです。」
自分の格好を見て、苦笑する。
「 ごめん。あの昨日、約束した… お菓子、作ったから食べて?」
そう言い、お皿に飾り付けたたこ焼きを差し出す。
「 …お菓子?」
「 見かけはたこ焼きだけど、中はカスタードとかチョコレートが入ってて、、」
「 ……食べてあげなくもないです。机に置いてください。」
生地の被害を免れたスペースに置く。
「 どうぞ!」
一口食べて、カナトくんは私を見た。
「 また僕に作ってくれてもいいですよ。」
「え?」
「それなりにおいしいと言ってるんです。それくらいわかってください。」
カナトくん …
「 …ありがとう。」
それからは みんなで 食べたり、変わり種を作ったり 楽しい時間だった。 … そう彼が来るまでは。
「 …何です? この状況は。」