The result of revenge [ディアラバ]
第4章 Feelings~感情~
「ユウラは私が怒っていると、そうおっしゃいましたね?では逆に私からお尋ねしますが、どうして私が怒っていると思ったのです?」
私を抱き寄せたまま、視線を逸らさない
「...っ、」
「何です?全然聞こえませんよ?」
「......そんな風に言うなんて...意地悪です...」
レイジさんの匂いと、私の腰に回されている腕ばかりに意識が集中して、頭の中が真っ白になりそう
少し間を置いて話し出したのはレイジさん...
「...まぁ、怒っていないと言えば嘘になりますねぇ。しかし、私が声を掛けた時から、貴女があまりにも可愛らしい反応をするものですから、少し意地悪をしてみたくなったのですよ...」
「...?!」
拍子抜けしてしまった
「何です?そんなおかしな顔をして」
私が動揺したり、怯えた姿を見て楽しんでただけ?
「ズルイよ...」
思わず口に出してしまった
「私ばっかりこうやって気持ちを掻き回されて...、それなのにレイジさんはいつも余裕でいるんです...」
「ユウラ...」
「そうやって名前を呼ばれるだけで、私がどれだけ安心するか...レイジさんが私に触れる度に、ここが苦しくなって...」
自分の胸元を掴む
初めて感じる感覚に、もう限界だった...
こんなに短期間で目まぐるしく変わる環境と感情に、ついに私は泣き出してしまった
─人間ってこんなに苦しいの?─
突然泣き出した私を、レイジさんは何も言わずにそのままそっと両手で抱きしめた。
私は、今まで張り詰めていた緊張が解けてしまったのと、どうしても胸のあたりが苦しくて、そのままレイジさんの胸に顔をうずめ、しばらく泣き続けた...
その間、何一つ言うわけでもなく、レイジさんはただずっと私の頭を撫でてくれていた
ひとしきり泣いた後、少し冷静になった私に
「もう落ち着きましたか?」
そう言って抱きしめていた手を緩める
「ほら、こちらで涙を拭きなさい」
差し出されたハンカチを受け取る
「...、汚しちゃっていいんですか...?」
「そんな事気にしている場合じゃないと思いますが」
「えっ!?」
「貴女今すごい顔をしていますよ?」
「...っ!...すみません、お借りします...」
私今どんな顔しているんだろう...