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The result of revenge [ディアラバ]

第9章 Confrontation~向き合うこと~



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レイジさんの部屋の前で泣き疲れた私は、前にレイジさんの使い魔が用意してくれた自室へと向かった。
歩いていても、ずっと頭の中でこだましているのは、レイジさんが最後に言った言葉

『ユウラ...私は貴女を待っていますから』


ねぇ、レイジさん...貴方は私の事をどんな風に考えてくれているの?
確かに私の事が特別だからと言ってくれた。
けれど、〝特別〟という言葉には意味が沢山あり過ぎて...

素直になれない自分がもどかしい...
もっと正直にレイジさんと向き合いたいのに、それが出来ない。

私は元始祖の一族───
その事だって今は言える勇気がない
本当の私を受け入れてくれるだろうか...

レイジさんの事が好きすぎて、愛おしすぎて、失うのが怖い...

そんな事ばかり考えながら、やっとたどり着いた部屋へと入っていく。そこには綺麗に整えられたベッド、レイジさんの香りはどこにも無い...

ベッドへと腰掛け、すぐにそのままうつ伏せになり、枕に顔をうずめた

目を閉じ、頭を空っぽにしたくても、浮かんでくるのはレイジさんの色んな表情ばかり...

静かに本を読む横顔、少し微笑んだ時の口元、叱る時の冷たい視線、見た目よりもサラサラしている髪の毛に白く綺麗な肌...
眼鏡を上げる仕草も、眼鏡を外した時の顔も、何もかもが浮かんでくる。


お父さん...
お母さん...
カルラさん...
シン君...

私はどうしたいい??


「レイジさん...私は貴方を愛してしまいました。」

一人呟く、また少し流れた涙...枕に吸い込まれる様に乾いていく

「貴方も私を愛してくれていたら、どんなに幸せんだろう...そんな事考えるなんて、欲張りなのかな私......」


あぁ、このままじゃ当分学校には行けそうにないよ

明日からの学校はお休みさせて貰えるか頼んでみようかな...


色々と長時間考え過ぎた事と、多分泣き疲れたのだろう、私は布団も掛けずにそのまま眠ってしまっていた────


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