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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第7章 お泊まり




***


みんなで夜ごはんを食べたあと、カラ松くんたちは、銭湯に出かけてしまった。

何せ、8人家族が順番に家のお風呂に入っていたら、とても時間がかかる。だから、家のお風呂は小父さんと小母さんが使い、6人は、毎日近所の銭湯に行くらしい。

流石にわたしが一緒に銭湯に行くわけにはいかないので、家のお風呂を借りた。


松野家のお風呂をつかったのは、2度目だった。

この前、カラ松くんと初めてシたとき、シャワーを浴びさせてもらったから…

ちなみに、あれ以来、カラ松くんは誘ってこない。

次はホテルでしようって言われたけど……でも、普通に考えて、高校生がホテルなんて入れないし。

もしかして、高校を卒業するまでシないつもりなのかな……

それは……ちょっと寂しいな。


「カラ松くん……」


お風呂上がりで火照った顔を、枕にうずめる。


ここは、カラ松くんたちがいつも寝ている寝室の、隣の部屋。

今日は、わたしとカラ松くんだけ、この部屋で眠ることになっている。

もしかしたら、今夜……誘ってくれたりしないかな。


そんなことを悶々と考えていると。

部屋の襖が開き、パジャマ姿のカラ松くんが部屋の中に入ってきた。


カラ松「ただいま、。起きて待っててくれたんだな」

「うん…! もちろん」

カラ松「……っ、のパジャマ姿って、なんか新鮮だな」

「そうだね。カラ松くんも、新鮮な感じする」


カラ松くんは、わたしの隣にすとんと腰をおろすと、わたしの髪の毛にそっと指を絡めた。


カラ松「…シャンプーの香りがする」

「お風呂上がりだからね…」

カラ松「それに、顔も、なんか赤くてエロい……」

「それも、お風呂上がりだから…」

カラ松「キス、してもいいか…?」

「えっ……い、いきなり!?」


カラ松くんは、とろんとした瞳でわたしを見つめた。

恍惚としたその表情に、とくんと胸が高鳴る。

思わず、ごくりと息をのんだ。


「う……うん。いいよ?」



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