第7章 のんびり行こう
Aside
いつものようにおおちゃんの家に来た
おおちゃんは俺の雰囲気に気づいた様子だった
俺ってホント、顔に出ちゃうよなぁ…
でも無理やり聞かないなんて言ったけど、本当は知りたくて仕方がない
だけど、それでは意味がない
ニノも言ってたように、おおちゃんの言葉で聞く方が良いに決まってる
O「座って?」
いつもなら寝室へ直行する俺らも今日はリビングのソファで向かい合って座った
O「コーヒーでいい?」
「うん、ありがとう」
何もかもいつもとは違う
普段ならビールで乾杯するのに今日はコーヒー
O「はい、どうぞ」
「ありがとう、いただきます…」
一口コーヒーを飲むとしばらく沈黙が続いた
俺は勇気を振り絞って、口を開いた
「俺、おおちゃんのこと何も知らない…おおちゃんがどんな思いをしてきたのかわからない…だけど、俺はおおちゃんのこと全部受け止めたい、支えたいんだ!だから…おおちゃんっ、俺に全部ぶつけて?俺、おおちゃんのこと………守りたいんだ」