第2章 冒険
空は青く澄み渡っている。
さっきも言ったか・・・
LINEも送って・・・
もう一人にもなれた。
今みんなはなにしてるだろう?
そんなことを考えても寂しくなかった。
あの夜、僕は迷って、情けないけど家に帰れなかった。
気付くと僕は眠っていた。
「ふかせ起きて・・・」
さおりちゃん...?
「ふかせー!」
LOVE...?
「眠り王子-!」
なかじん...?
目を開ける。
まだぼやぼやしてて輪郭もあやふやだ。
でも・・・
さおりちゃんの涙は見えた。
「さおりちゃん!?LOVE!?なかじん!?」
「眠り王子ー!」
3人が抱きついてくる。
「もう目覚めないんじゃないかって!」
「俺・・・LOVEにひどいことしたよな・・・」
あの日の夜をまた思い出してしまう。
「なんのこと?」
LOVEが言う。
「それよりさ、ルナさんと海で逢う約束・・・したでしょ?」
さおりちゃんが目をこすりながら言う。
「うん。」
「今日なの・・・」
自分の耳を疑った。
今日・・・?
目の前がはっきりしてきた。
今日・・・