第2章 二度目の再会
あっけにとられて、俺は大地と顔を見合わせた。耐えきれなくなった田中がとうとう吹き出し、数秒後に大地の盛大なため息が続いた。
ちらりとみなみさんを見ると、彼女も俺に気付いて困ったように笑った。多分、外で待っている間に日向達に事情を聞いたんだろう。
結局その後、日向と影山の提案通り、後日2、3年を加えた3対3の試合をすることになった。それまで二人は体育館を使わず、どこか別の場所で練習する。もし影山が負けたら、俺達3年がいる間セッターはやらせないという条件付きで。
威勢の良い1年が二人も入ってきて、俺と大地の気苦労が増えそうだ。日向と影山が去ったあと、俺はやれやれと静かにため息をついた。