第9章 My sweet honey
今度は反対に、
俺が主導権を握ると、
智の目は、さっきとは別人かと
見紛うほどに、怯えさえ浮かべ、
俺を煽る。
「ここで、する?」
そう聞くと、
「ベッドまで、連れてって❤」
と両手を伸ばしてきた。
.......
智の身体を抱き上げて、
寝室に行き、
ベッドに重なるように倒れこんだ。
両手の自由が効かない彼は、
またしても、太腿で俺の股間を擦ってくる。
「智は、どーなんだよ?」
ズボンの上から、ソコに手を伸ばすと、
期待を裏切ることなく、
窮屈そうに形を変えた彼自身...
俺が何か言うより先に、
「...触ってくれた♪
そうして欲しくて、合図してたのに。」
口をすぼめてそう言う彼に....
....あなた、どこまで可愛いの?
『小悪魔』って言葉、
こんなおじさんに使っていいの?
俺は、その唇にキスしながら、
一気に下着の中に、手を入れて、
熱くなった彼を握った。
「あんっ..❤」
舌を絡めながら、ズボンのボタンを外し、
ファスナーを下げると、
智は待ってましたとばかりに、
脱ぎやすいように腰を上げた。
勢いよく飛び出したそれを、
強く握り、その先を爪で割ると、
智は腰を揺らして反応した。
「...ここ...好きだよね..」
ニヤリと笑う俺から目を反らさずに、
「もっと..シて♪」
と、小悪魔は言った。